次に大切なのは、高枝切りばさみの「長さ」です。「高枝切りばさみは長ければ長いほど便利では？」と思われるかもしれません。しかし、殆どの高枝切りばさみはアルミなど金属で作られているので、長ければ長いほど重たくなるのです。切りたい木の高さから逆算して、必要な長さの高枝切りばさみを選びましょう。

「長さが重要なのはわかったけれど、自分に必要な長さが分からない…」という方もおられると思います。その場合は、３つのポイントから考えてみましょう。

＼長さの決め方３つのポイント／

• ✓高枝切りばさみは全長＋１ｍくらい届く
• ✓切りたい枝を目視できるか
• ✓高枝切りばさみを収納するスペース

✓高枝切りばさみは全長＋１ｍくらい届く

高枝切りばさみは主に立って使うので、高枝切りばさみの全長（最長）＋自分の胸元くらいの高さ（１ｍ前後）までは届きます。３ｍ位の高さの枝を切りたい場合は、最長２ｍの高枝切りばさみがあれば充分でしょう。
切りたい枝をどこから狙うか（立つ場所）によっても必要な長さは異なります。事前に現場へ行って作業をイメージしてみるのがおすすめです。

✓切りたい枝を目視できるか

３～４ｍ先の枝を目視で狙うのは難しいものです。
高枝切りばさみを購入する前に、切ろうと思っている枝を目視できるかチェックしてみましょう。庭園管理者の方が高枝切りばさみを長く伸ばして使う時は、操作役と指示役に分かれることもあるそうです。
目視できるか、あるいは二人以上で作業可能かも、高枝切りばさみ選びには重要です。

✓高枝切りばさみを収納するスペース

もう一つ重要なのは収納スペース。高枝切りばさみの最短サイズを選ぶ際に大切です。アルスの高枝切りばさみは、最短1.2ｍ、1.3ｍ、1.8ｍのものがあります。
物置など天井が高いスペースがあれば問題ありませんが、ガレージや屋内に縦置きしたい場合、1.8ｍでは収納に困ってしまうことがあります。収納場所の高さを購入前に確認しておくのがおすすめです。

高枝切りばさみの刃は、行いたい作業によって種類が異なります。

• ・実の収穫をするなら【採収タイプ】
• ・枝を切り落とすなら【剪定タイプ】（ツカミなし）
• ・細い枝をまとめて切るなら【刈込タイプ】
• ・太めの枝を多く切るなら【アンビルタイプ】
• ・軽さを重視するなら【軽量タイプ】

一般のご家庭で使うなら、実の収穫から剪定作業まで幅広く使える【採収タイプ】がおすすめです。

＼それぞれの刃の特徴／

• 採収タイプ（品番：160）

  

  枝を切ってつかむのに最も適したタイプ。ツカミ付き。切断目安生木12mm（ツカミ取り外し時）。

• 剪定タイプ（品番：180）

  

  枝を切り落とすのに適したタイプ。採収タイプよりも太めの枝が切れます。ツカミなし。切断目安生木15ｍｍ。

• 刈込タイプ （品番：190）

  

  細めの枝をまとめて切るのに適した長刃タイプ。ツカミ付き。切断目安生木9ｍｍ（ツカミ取り外し時）。
  ※太めの枝には適していません。

• アンビルタイプ（品番：184）

  

  薄い切り刃と台状の受け刃が包丁とまな板の関係性になっており、軽い力で切れます。ツカミ付き。切断目安生木15mm。

• 軽量タイプ（品番：150）

  

  軽さに特化しています。ツカミ付き。切断目安生木12ｍｍ（ツカミ取り外し時）。
  ※太めの枝や硬い種類の庭木は他の品番がおすすめです。

※上記品番がつく高枝切りばさみでも、一部商品は切断目安が異なります。