アンビルロール(アンビルローラー) 刃物 について
アンビルロール(アンビルローラー)は、シート状の材料(ワーク)を効率よく切断するために使用される部品です。
その役割は、切断時に刃を受け止める「まな板」のようなものです。
ローラーにワークを巻き付け、刃を押し当てて切断することで、高精度な切断を可能にします。
材質には、耐久性と硬度に優れた超硬溶射や、加工性とコストパフォーマンスに優れた鋳物など様々なものがあります。
ローラーに刃を押し当てて切断するため、刃とローラーの双方が少しずつ摩耗することになります。
この際、基本的にロールは刃よりも高価であるため、交換頻度をできるだけ抑えることが求められます。
そのため、刃の硬度はロールよりもわずかに低く設定するのが一般的です。
また、硬度の調整だけでなく、刃を押し当てる力に応じて刃先の形状を一部変更することでローラーの耐久性を向上させることも可能です。
それでもなお、ワークを切断する際には刃の耐久性をできるだけ延ばす必要があり、切れ味を絶妙なバランスで調整することが重要です。
アルスでは、ローラーの材質や加工条件に最適な刃をご提案いたします。
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