プロパタンナー 伊東佐織さんが作るドール服
2025.1.8
伊東佐織 / Angelica
ドールパターンメーキング講師
子供服パタンナー
洋裁教室 couture de maman 主宰
文化服装学院卒業後、婦人服メーカーなどで経験を積んだのちフリーランスのパタンナーとして独立。これまでの経験を活かし、1/6ドール服の制作を開始。主催するドール服教室では彼女がデザインした洋服をベースに、本格的なパターン作りから縫製までを習うことができる。また洋裁教室も定期的に開催し人気を博している。
アンティークレースのピンタックワンピース
ギャザーをたっぷり入れて裾にピンタックを入れてふんわりと仕上げたワンピース。
ワークショップでも人気のデザインで初心者の方でもキレイに仕上げる事が出来るよう工夫されている。
「生地に合わせてレースを染めてアンティークレースにも馴染むように色合いを考えて作りました。」
パターンの切り出しには刃先の細いiDチョキのステンレスタイプを使用。
「ステンレスタイプは刃先が薄くて細いので、ドール服の細かい部分でも小回りが効いて正確にカットできます。」
500 ファブリッククラフト で布をカット。
「ファブリッククラフトは角度が付いているので布が持ち上がらず正確に切れます。軽いので疲れる事なくとても快適です。」
iDチョキステンレスタイプの先端で洋服の可動部分に手際よくカットを入れていく
ウールのコートとダブリエワンピース
デザイン、型紙(パターン)から全てオリジナルで制作。
「素材に合わせてシルエットを考え、試作品を作ってはパターンを修正して理想の形に仕上げました。」
教室には伊東さんがデザインした洋裁教室用のサンプルが並ぶ。生徒は好みのデザインを選び持参した布で制作する。
ブラザーの年代物のミシンがシックな教室の風景にマッチしている。「義母から譲り受けた足踏みミシンです。今でも動くのでこのミシンで一着洋服を作るのが夢です。」
ダッフルコート
人間のシルエットをそのまま小さくしたデザインで制作。
「ボタンホール専用ミシンで小さなボタンホールも開けてよりリアルに仕上げました。」
オンラインショップでは伊東さんがデザインしたドール服のキットを購入することができる。
パタンナーとしての長年の経験を活かしたドール服教室は県外からも生徒が来るほどの人気教室。
1/6ドール服
きれいなシルエットを出すために素材選びからレースなど細部に拘ってドール服を作る。
「イメージ通りのお洋服が完成した時の喜びが次の洋服作りへと繋がってます。」
愛用の道具
iDチョキ(ライトパープル、ライトピンク)、ブレードはステンレスタイプ、ブランド名をレーザー刻印
500 ファブリッククラフト