記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

2019.4.16

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

福田 三記   Miki Fukuda

Camphoe tree  主宰
革バッグ作家 
HP
Blog
Instagram

東京生まれ東京育ち。実家は割烹料理屋という福田さん。コンピューターグラフィックを学んだ後、印刷用色見本をつくる会社に就職。営業企画からデザインまで何でもこなした。子育てを機に会社を辞めて専業主婦となり、刺繍や布バッグを作っていたが、手の腱の手術後リハビリしても繊細な指先を使う作業がやりにくくなった。革バッグづくりに出会ったのはそんなときだった。指先よりも腕や体で作業できて、長く使えて、育つ素材(艶や味が出ることを彼女はそう呼ぶ)に惹かれた。革バッグづくりを初めて8年。すでに2回目のお直しを持ってくる人もいるという。
「お直しや磨き直しにお持ちいただいた商品をお返しするときがとても好きです。お役に立てているんだなと思うと、とても充実した気持ちになります。」

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

CT-pouch card カードポーチ

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

自宅の一室をアトリエにして制作に取り組む。革バッグ作りの技術は独学で習得した。

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

iD Chokiはスタンダードなクラフトブレードを選択。グリップは左右ともにベージュ。ブレードにはブランド名の Camphoe tree をレーザー刻印。
二つの刃がサックっと動いて、とても精密に作られてるのががわかります。」

AWAJI Leather Earrings ナチュラル
AWAJI Leather bracelet ナチュラル

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

使っているのは主にナチュラルタンニンなめしのイタリアンレザー

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

こちらのハンマーグリップも自作。使い込まれでよく手に馴染む。

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

普段はナイフで切る工程ですが、このハサミなら切れ味が良いので切断面が斜めにならずまっすぐ切れます。初心者の方にはハサミのほうが気軽でよいですね。」

CT-BUCTET バケツバック

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

CT-WB 腰袋作業3Wバッグ

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

LEATHER brooch ブローチ

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

カットした革に水を吹きかけ硝子板でなめす。こうすることで革に驚くほど艶が出る。

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

ロウ引きの麻ひもでひと目ずつしっかりと手縫いする。デザインの時点ですでに縫い穴の数まで決まっている。

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

「使う方の日常や思い出のシーンで使っていただいて、記憶の中に残っている。そういうものを作れることがとても嬉しいです。」

記憶の中に残り続ける福田三記さんの革のバッグ

愛用の道具 Favorite tools

ハサミ:(左)iDチョキ(グリップ:ベージュ、ブレード:クラフト  *ブランド名をレーザー刻印)(右)HB-380強力多用途ハサミ

カテゴリー

最新記事