本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

2019.12.18

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

スケルトンリーフとプリザーブドローズメリアのブライダルブーケ

作家近影

ヘンティネン・クミ Henttinen Kumi
北欧フラワーデザイン協会・フラワースクールLINOKA Kukka 代表
フラワーデザイナー
京都池坊学院華道芸術家師範科卒業
フィンランド国立ケンペレン花卉芸術専門学校 マスターフローリスト科卒業
国内の大手百貨店でフラワーショップ店長を10年間務めた後、ヨーロッパ各国で花に携わる。
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百貨店のフラワーショップ店長として10年間勤務したが、体調を崩したのを期に退社を決意。一度の注文が数百万円というオーダーも珍しくなかったデパートでの激務から一転し、街のフラワーショップで働きながら人生を見直した。

「決めてしまえば不思議と道が開けるもの。普段は話すこともなかった店の向かいのお弁当屋のおばさんにイギリスへ花留学に行くことをなんとなく話すと、ヨーロッパで活動されている有名な日本人のフラワーデザイナーをお子さんに持つ東京の先生をご紹介いただき、そのご縁からヨーロッパでの活動が広がっていきました。」

イギリス、オランダでは著名なフローリストの店で働き、本場のフラワーデザインを体に染み込ませた。4年に一度開催される花のオリンピック・インターフローラワールドカップ オランダ大会で偶然出会ったフィンランドチャンピオンのヨウニセッパネン氏との出会いがその後の道を決める。後日セッパネン氏より「ヘルシンキの老舗フラワーショップを引き継ぐことが決まったから、その店のフラワーデザイナーとしてすぐに来てくれ」という連絡が入り、フィンランドへの移住を即決。働きながらマスターフローリストの国家資格を取得し、のちにヘルシンキで自らのフラワーショップとフラワースクールを開業。帰国後は「北欧フラワーデザイン協会 フラワースクール LINOKA Kukka」を立ち上げ、イベントやスクールを通じ北欧フラワーデザインの普及に務める。

“Once you decide, you can open your way.  When I talked with a owner of a nearby bento shop whom I never talked before about my decision of studying abroad in the UK, I was introduced to a teacher in Tokyo whose son is a famous flower designer in Europe.  With that connection, my activities in Europe expanded.”

She imbued with authentic European flower design working at renowned florist shops in the UK and the Netherlands. One day she encountered with Finnish champion Mr. Jouni Seppänen at the venue of Interflora World Cup in Netherlands which is a Florist olympic held every four years. This unexpected meeting decided her later path when Mr. Jouni Seppänen took over long-established flower shop in Helsinki, she was brought on board. While working as a flower designer in his shop, she earned a national qualification as a master florist and later opened her own flower shop and flower school in Helsinki. After returning to Japan, she launched Nordic Flower Design Association and Flower School LINOKA Kukka and working to spread Nordic flower design and theory through various events and lessons.

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

クリスマスリース

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

iDチョキ (刃元に針金切りのあるハードカットタイプ)
「刃先が細くて短いので、狭い部分や細かい部分をカットする時に刃先がスムーズに入り、綺麗にカットすることができます。また、切れ味も大変よく軽量で長時間の作業していても疲れません。ワイヤーをカットする部分もついているので、ワイヤーを切っても刃こぼれの心配もなく使いやすいハサミです。」

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

140DX-V ファミリーデラックス バイオレット

「ずっとアルスコーポレーションのハサミを使っています。ヨーロッパのフローリストはあまり道具にこだわりませんが、私のハサミを使うと、切れ味と使いやすさに驚いて「どこで買えるの?」といつも聞かれます。」

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

アーティフシャルフラワ―とドライ素材のガーデンスタイルのアレンジメント

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

大人気のカレンダー「北欧のFLOWER DESIGN」(ネコ・パブリッシング)はAmazonでも購入可能。

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

様々な花材を融合させたフィンランド流のフラワーデザインを紹介した自著「森の植物が教えてくれた北欧フィンランドのフラワーデザイン」(六耀社)は高く評価され、中国語にも翻訳された。

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

新御徒町駅のそばの北欧フラワースクール&ショップ LINOKA Kukkaでは、作品のポストカードも入手可能。

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

今回モデルをお願いしたお嬢様の梨乃さんもフィンランドでフラワーデザインを学んだフローリスト。

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フィンランディアモスのツリー

本場で身につけた北欧スタイル ヘンティネン・クミさんのフラワーデザイン

愛用の道具 Favorite tools
*左から
140DX-V ファミリーデラックス バイオレット
iDチョキ(グリップはホワイトー&ブルー、刃元に針金切りのあるハードカットタイプ、お名前をレーザー刻印)
316 ワイヤーカット鋏

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